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DJ業界で圧倒的なシェアを誇るPioneer DJが世に送り出した初心者向けDJコントローラとして最も人気が高いのが「DDJ-400」ですが、そのDDJ-400よりもコスパが良く、非常にコンパクトで、iOS、Androidといったスマホ一台あれば誰でも手軽にDJが楽しめるコントローラがございます。その名も「DDJ-200」。「音楽が大好き!」、「新しい趣味が欲しい!」といったきっかけでDJ入門者を中心にDDJ-400に次いで売れている人気の高いスマートDJコントローラです。
この記事ではDDJ-200の特徴と魅力を、DDJ-400との比較も含めてご紹介していきます。
DDJ-200とは??

Stream, Create, Experience
DDJ-200は、日常的に使い慣れているスマホとの組み合わせを第一に考え開発したDJコントローラーです。スマホ用DJアプリとストリーミング音楽配信サービスを利用し、気軽にDJを始めることができます。また、世界中のプロフェッショナルDJに支持されているPioneer DJの機材開発ノウハウをもとに、簡単に本格的な演奏を楽しめるようにDJプレイに必要なボタンやツマミをわかりやすく配置しました。
また、WeDJ for iPhoneを使用することで、ストリーミング音楽配信サービスのBeatport LINKのほか、初心者向けのサポート機能「チュートリアル機能」や「TRANSITION FX機能」など、これまで以上に簡単にDJを楽しめるようになりました。
Pioneer DJ DDJ-200 製品ページより
外観寸法

幅378mm、奥行きおよそ208mm、高さも48.2mmと現行DDJシリーズの中でも最小サイズとなっており、DDJ-400よりも圧倒的にコンパクト。
本体質量は驚きの軽さの1.2kg。
牛乳パック1本チョイぐらいの重さなので誰でも簡単にヒョイっと持ち上げられます。
これだけのコンパクトサイズなので、自宅での使用でも置き場所に困らない他、外出先でもリュックサックにスッポリと収まるので非常に便利です。
Bluetoothでスマホにワイヤレス接続!

DDJ-200最大の特徴といっても過言でないのがこのBluetooth対応。お持ちのスマートフォンに対応するDJアプリケーションをダウンロードし、アプリ内の設定でDDJ-200とBluetoothで接続することで簡単にセットアップすることができます。
また、DDJ-200の本体に電源供給は必要ですが、市販のモバイルバッテリー、もしくはUSB電源アダプターに付属のUSBケーブルで接続することでバッテリーの確保ができます。

Bluetoothの接続は対応するDJアプリから行います。DDJ-200を起動させた後、DJアプリを開き、「Connect to DDJ-200」の項目で「未接続」となっているDDJ-200をタップ。
あとは画面に「DDJ-200」と表示されればワイヤレス接続が完了!
これだけで簡単かつ素早くスマホと連携することができます。
同梱のスプリットケーブルでヘッドホン、スピーカーにも接続可能!

スマホ本体から音を出すことももちろん可能ですが、DJの雰囲気をもっと味わいたいなら、ヘッドホンやスピーカーはある方が断然イイですよね?DDJ-200の場合、本体への接続端子がUSB-TypeB端子のみとなりますので、ヘッドホンやスピーカーの接続ができません。
しかし、付属のスプリットケーブルをスマホ本体に接続すれば、そこからヘッドホンとスピーカーに結線が可能になります!
※iOS端末を使用の場合はLightning変換アダプタが必要です。
※外部スピーカーへの接続には、オーディオケーブルが別途必要です。
Pioneer DJ WeDJ完全対応!

DDJ-200は「WeDJ」、「djay」、「edjing MIX」といった人気DJアプリに対応しており、中でもPioneer DJがリリースする「WeDJ(iOS/Android)」ではDDJ-200を使ったチュートリアル、TRANSITION FX、PHRASE SYNCが利用可能であり、DDJ-200の機能をフルに活用することができます。
DJ未経験者も安心の「チュートリアル」搭載!

チュートリアルでは、DDJ-200での操作方法からDJミックスの基本、エフェクトの使い方や各機能の詳細も余すことなく説明してくれます。
チュートリアル中に表示される画像もDDJ-200を使っているので、予備知識などがなくても見よう見まねでDJプレイのやり方を知ることができます。
DJをこれから始める初心者の方々も安心して使うことができますね♪
クロスフェーダーを切り替えるだけでカッコいいミックスが決まる「TRANSITION FX」

DDJ-200にはミキサー部の中央に「TRANSITION FX」のボタンを搭載。このTRANSITION FXのボタンをONにした状態でクロスフェーダーを動かすと、フェーダーの位置に連動してエフェクトが自動的にかかり始めます。ただ音を切り替えるだけでなく、エフェクトも同時に使うことでよりカッコいいミックスをすることも簡単にできちゃいます!
さらにこのTRANSITION FXでかかるエフェクトはWeDJのアプリで自由に変更可能!
FILTERやECHOをはじめとしたプロDJも使うエフェクトを誰でも簡単に扱うことができます。
ミックスするタイミングをバッチリ合わせてくれる「PHRASE SYNC」

DJプレイの醍醐味といえば、楽曲同士をつなげるDJミックスですが、「どのタイミングでのミックスが綺麗に聞こえるのか?」というのは、初めのうちはなかなか難しいものです。そんな時に嬉しい機能がこの「PHRASE SYNC」。
WeDJには楽曲の解析機能が備わっており、再生中の曲を展開に合わせてフレーズを解析してくれます。この状態で「PHRASE SYNC」を有効にしておくと、再生中の曲に合わせてアプリ側がミックスポイントを自動的に調整してくれます。
※BPMはSYNCしません。
様々なストリーミングサービスに対応!!

DDJ-200で使用できる各DJアプリでは、ストリーミングサービスを利用することができます。ストリーミングサービスとは、Wi-Fiなどと言ったネットが繋がる環境であれば、楽曲配信サイト(レコードプール)にて配信中の楽曲をダウンロードなしで再生できるというサービスです。
なお、ストリーミングサービスをご利用いただくには、各レコードプールのウェブサイトにてあらかじめ別途登録していただく必要があり、そのアカウントと各DJアプリを連携させることで利用可能となります。
※「WeDJ for Android」および「djay(Android版)」はストリーミングサービス非対応です。
DDJ-200対応のDJアプリとそれぞれの対応デバイス及びストリーミングサービス
アプリケーション | 対応デバイス | 対応ストリーミングサービス |
WeDJ for iPhone | iPhone | Beatport LINK |
WeDJ for Android | Android | 非対応 |
rekordbox | PC/Mac | Beatport LINK Beatsource LINK |
djay(iOS版) | iPhone iPad | Beatport LINK Beatsource LINK |
djay(Android版) | Android | 非対応 |
edjing Mix | iPhone iPad Android | Deezer |
rekordboxにも対応!PCに繋ぐだけで使用OK!

DDJ-200で使えるのはスマホだけではありません!同梱するUSBケーブルでお使いのPCに接続することもでき、rekordboxをインストールすれば、PCでもDJプレイを楽しむことができます。
PCでの使用の場合はUSBバスパワー駆動になるので、バッテリーを別途用意する必要ナシ!USBに接続すれば、rekordbox側がDDJ-200を自動認識するので、PLUG&PLAYで簡単にセットアップ可能。PC内蔵スピーカーから音を出すこともできるので、DDJ-200を使ったちょっとしたDJの練習などにも最適です。
比べて納得!DDJ-200 VS. DDJ-400

ここまでDDJ-200の特徴をご紹介してきましたが、ここからは同じくPioneer DJからリリースされているrekordbox専用DJコントローラ「DDJ-400」と比較してみましょう。
両機種ともにビギナー向けのコントローラとして人気が高い製品ですが、「どのような差があるのか??」、「どっちを買うのがベストなのか??」という疑問を解決するための参考にしてみてください!
本体サイズ

どちらも非常にコンパクトなサイズ感となっていますが、最もコンパクトなのはやはりDDJ-200。全体的にDDJ-400の本体を一回り小さくしたようなサイズで重量もおよそ半分となっています。
DDJ-200 | DDJ-400 | |
幅 | 378mm | 482 mm |
奥行き | 208mm | 272.4 mm |
高さ | 48.2mm | 58.5 mm |
重量 | 1.2kg | 2.1 kg |
レイアウト

両機種とも非常によく似たレイアウトとなっていますが、よく見ると細かい部分が異なっているのが分かります。
DDJ-200ではジョグ、再生/CUEボタン、EQ、フェーダーと言ったDJ機材の必要な機能が備わっている反面、FX、LOOPといった上位DJ機種にある細かい機能は省略されています。
一方でDDJ-400ではクラブ標準機器であるCDJシリーズ、DJMシリーズを元に作られているので機能は圧倒的に充実。ジョグホイールのサイズも比較的大きいものが採用されています。
また、ブラウザ画面での操作ダイヤルも付いているので操作面でもDDJ-400に軍配と言ったところでしょう。
接続端子/オーディオインターフェイス

続いてはそれぞれの本体に搭載されている接続端子。DDJ-400ではPCへ接続するUSB Type-B端子に加え、オーディオインターフェイスが本体に内蔵されており、ヘッドホン、スピーカーケーブルを本体に直接接続することで音を鳴らす環境が整います。また、アンバランスによるマイクの接続ができるのもポイント。ただし、Bluetoothには対応していません。
対するDDJ-200にあるのはUSB Type-B端子のみ。DDJ-200のメインデバイスとなるスマホへの接続はBluetoothが主となるので、オーディオインターフェイスもなく、スマホから音を出す形となります。
スピーカー、ヘッドホンは付属のスプリットケーブルに接続するので、本体には端子は搭載されていません。
対応DJソフトウェア/DJアプリケーション

DDJ-200、DDJ-400ともにPC、スマホ両対応。特にDDJ-200ではWeDJ、djay、edjingといった多数の人気スマホDJアプリで動作します。もちろんUSB接続によるrekordboxでのPCDJもOK。
DDJ-400にはrekordboxでのPCDJがメインの使い方となります。スマホDJの場合、対応するDJアプリはdjayのみとなり、WeDJでのスマホDJを行う場合は必然的にDDJ-200を使ってのプレイとなります。
つまり「TRANSITION FX」、「PHRASE SYNC」といったWeDJの新機能を存分に味わうことができるのはDDJ-200だけというコトです!
みんなでワイワイDJを楽しみたいなら「DDJ-200」!!
本格的なスタイルでDJがしたいなら「DDJ-400」!!

Pioneer DJがリリースするDDJシリーズの中でもエントリー向けモデルとして人気の高いDDJ-200とDDJ-400ですが、このように比較してみるとサイズはもちろん、細かな機能面で違いが見えてきますね。
DDJ-200は「みんなでワイワイDJを楽しみたい!」、「スマホで気軽にDJを始めたい!」、「DJ機器を一番お手頃なプライスで手に入れたい!」といった方にオススメ!シンプルなレイアウトな分初心者にも扱いやすく、誰でも気軽にDJの楽しさを味わえるコントローラと言えるでしょう。
DDJ-400は「趣味の範囲でも本格的なスタイルでDJをやってみたい!」、「将来はクラブDJデビューを目指したい!」という方にオススメ!3万円以下のDJコントローラの類では機能面が申し分なく充実しているので、自宅でのDJ練習やDJミックスのレコーディングにも最適です。
DDJ-400にの詳しい内容についてはこちら
DDJ-200 製品仕様
幅 | 378 mm |
高さ | 48.2 mm |
奥行き | 208 mm |
本体質量 | 1.2 kg |
無線方式 | Bluetooth Low Energy |
Channels | 2 |
Deck Control | 2 |
Pad FX | あり |
Transition FX | あり |
Hot Cues | 8 |
Manual Loop | あり |
Fader Start | あり |
USB | 1 USB B端子 |
対応ソフトウエア | WeDJ (iPhone/Android) rekordbox (PC/Mac) djay (iPhone/iPad/Android) edjing Mix (iPhone/iPad/Android) ※システム要件については各メーカーサイトをご覧ください。 |